その違和感、空からかも!

春になると、空が
ぼんやりと白くかすむ日が
増えてきます。


「なんだか息がしにくい」

「肌がムズムズする」

「頭がスッキリしない」


そう感じたことは
ありませんか?

それ、もしかすると――

PM2.5とは、とても小さな
空気中の粒子のこと。

花粉をリンゴとすると
PM2.5は塩の粉より

もっと細かいレベルです。

つまり、とっても小さなものです。

小さすぎて鼻や喉では
止めきれず肺の奥深く
肺胞まで入り込みます。

さらに血液にまで入り
全身に巡って悪さをします。

肺の炎症だけでなく、

心臓、脳、皮膚、免疫…
全身に影響を与えるのです。

この時期は天気予報では

「花粉 注意報」

「黄砂 注意報」

「PM2.5 注意報」

が流れているのですが、

天気予報では
「黄砂が少ない」という日でも

ネットでよく調べると
PM2.5が多い日があります。


ここで、改めてPM2.5が
何なのかを考えてみると

次のようになります。

なぜならば、

アレルギー反応で花粉に反応して
花粉症になっているとか

黄砂で砂ぼこりが目に入って
かゆいとかのレベルではなく

しかし、天気予報では
花粉や黄砂と同じ扱いで
軽く扱われている印象を受けます。

角度を変えて言うと、

数年前にコロナウイルスに
国民が恐怖を抱いたみたいに

PM2.5にも警戒の心を
持つことは決して大袈裟な
ことではないと思います。

なので、

天気予報を鵜呑みにしないで
各自でPM2.5の情報を
ゲットしましょう。


実際にPM2.5を測定できる
信頼できるサイトがあります。

「そらまめ君」
「Windy」
「tenki.jpのPM2.5予測」

これらを見ると、
黄砂がゼロの日でも
PM2.5が高い日があるのが
わかります。

ちなみに僕がPM2.5の情報収集に
使っているサイトは

黄砂情報とPM2.5情報が
分かりやすく入手できますので
とても頼りになります。

参考にしてください。

SPRINTARS (スプリンターズ)
https://x.gd/NLN7Sl

あなたに知って欲しいのは
最近のPM2.5は有害物質の量が
多いと言われています。

その中でも気になるのが

モンゴル国境近くの
中国のウラン採掘地から

舞い上がる微粒子が
PM2.5に混じっていることです。

ウランといえば放射物質です。

そのウランがカラダにはいると
DNAを傷つけてがんを引き起こす
可能性があります。

そんな恐ろしいものが
PM2.5に混じっている可能性が
高いのはとても恐ろしく思います。

見えない敵に、
私たちはどう立ち向かうのか。

空気は見えません。
だからこそ、感じる力が必要です。

風が強い日、
空が霞む日、
頭が重い日──
それはサインです。

PM2.5の厄介なところは、
すぐに症状が出ないこと。

ある日突然ではなく、
じわじわと体をむしばみます。

小さな子ども、高齢者、
アレルギー体質。

特に注意が必要です。

防御力が弱いからです。

・・・・・・・
では、どうやって
体を守るのか?

・・・・・・・・

鼻の奥の粒子を
しっかり洗い流す。

朝起きたとき、
外から帰ったあと。

できれば
一日二回。

呼吸法も効果的。

丹田を意識して深く吸って
しっかり吐ききる。

肺を広げ巡りを良くする。

味噌汁やよもぎ茶など、
解毒を助ける
食材もおすすめです。

PM2.5のような
微細な粒子には、
不織布マスクが有効。

布マスクでは防ぎきれない
ことがあります。

ただ、不織布マスクは
長時間つけると肌が
荒れることも。

息苦しく感じる方も
多いと思います。

そんな時、僕は竹布マスクを
内側に重ねて使います。

竹布は抗菌性が高く、
肌ざわりがとてもやさしい。

敏感肌の方や
化学繊維が苦手な方に
ぴったりの素材です。

息苦しさが少なく、
長時間でも快適です。

使い捨てではなく、
洗って繰り返し使える。

環境にもお財布にもやさしい。

私はPM2.5を体に感じるとき
鼻の奥にツンとした痛みを
感じます。

異物が入ったような感覚です。

この感覚があるおかげで、
「まずい、来たな」と
すぐにわかり対応ができます。

鼻うがいや洗顔など、
早く行動にうつせるのです。

本当に大切だと
あらためて思います。

悪いものをカラダの外に
出すのも免疫力の役目です。

その免疫力を上げるのに
今回ご紹介するのは

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海水から作る「海水塩」です
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沖縄の塩、瀬戸内の塩など
いろいろとありますが

自分が美味しいと思う塩が
あなたの塩になります。

塩はカラダを整えるための
大切なミネラルの塊です。

それなのに、
「塩=悪」とされてきました。

実はそれ、最近では
戦後の日本人のカラダを
弱らせるために

アメリカが広めた偽情報だとも
言われています。

病気の人が増えればアメリカに
逆らう力がそがれていく。

塩を減らせと言われ始めたのは
その時期からです。

でも本当は、
海の塩をしっかり摂ることで、
体温が上がり、血流も良くなり、
免疫力が上がります。

すると、PM2.5などの
悪いものも体外に出せる力が
高まるのです。

健康な方であれば、
自然の海水塩を一日大さじ一杯、
場合によっては二杯まで。

血圧が高い方も、
PM2.5が来る春先など、
短期間であれば問題ありません。

むしろ守る力を整えるために、
意識して摂ってほしいのが
天然の海の塩です。


カラダは、いつもあなたに
メッセージを送っています。

「違和感」や「ちょっと変だな」
という感覚は

実はカラダからの
優しいサインかもしれません。

私たちは、自然の一部です。


もしあなたの喉が

イガイガするなら、
それは空からのサインかもです。

鼻がむずむずしたら、
それも大切な合図です。

カラダは見えない敵に
ちゃんと反応しています。

それが、いちばん強くて、
いちばんやさしい防御です。

あなたとあなたのまわりが
やさしい空気に包まれますように。

藤田隆弘

ゴールデンウィーク期間中
通常診療しています