若さの秘訣はマインドフル
先日ゴールデンウィークに
還暦(六十歳)の同窓会が
ありました。
懐かしい同級生たちと
久しぶりに再会しました。
みんなそれぞれの人生を
重ねてきた顔をしていました。
白髪が増えていたり
体型が変わっていたり。
久しぶりに再会すると
それぞれの時間の流れが
身体に現れていました。
会話の中心はやはり
健康への不安や痛み
あるいは親の介護といった
現実的な話題でした。
そんな賑やかな席で
お前は本当に変わらないな
どう見ても六十歳には
見えないと言われました。
十歳から十五歳くらい
若く見えるというのです。
お世辞もあるでしょうが
そう言ってもらえるのは
やはり嬉しいものです。
なぜ自分は同世代よりも
若く見られるのだろうか。
帰り道に少し考えました。
肌の艶や豊かな髪の量。
崩れていない姿勢。
そうした外見の要素も
大切な一部ではあります。
外見を取りつくろうだけで
これほどの差が出るとは
とても思えません。
一番に感じた違いは
外見の美しさではなく
身体から伝わってくる
軽やかさの違いでした。
本当の若さはその人の
生き方そのものの中に
現れるのではないか。
そんな不思議な問いが
私の頭の中に浮かびました。
・・・
若さというもの自体は
単に年齢という数字だけで
決まるものではありません。
同じ年齢であっても
どこか軽やかな人と
どこか身体が重たくて
疲れて見える人がいます。
その決定的な違いは
表情の明るさや姿勢。
そして瞳の輝きです。
それは日々をどう受け取り
どうやって身体を動かし
どう感じているか。
分かりやすく言うと
人生に対する関わり方に
その秘密があると思います。
やらされている感覚で
毎日をただ過ごす人と
主体的に生きる人。
この生き方の違いが
身体の軽さとなって
現れてくるのです。
これからの医学は
病気になってから治す時代から
病気になりにくい身体をつくる
アンチエイジングの時代へ
大きく変わろうとしています。
実際に今の医学の流れも
その方向へ向かって
動き出しているのです。
そしてこの病気になりにくい
身体をつくるための土台こそが
「マインドフルに生きる」
という心の姿勢です。
もちろん人の若さは
マインドフルだけで
つくられるものではありません。
日々の食事や睡眠。
適度な運動や呼吸。
そして美しい姿勢。
日々の血流や代謝。
自律神経やホルモンの働き。
日々のストレスの受け方。
そうした多くの要素が
互いに重なり合って
人の若さはつくられます。
ただ私が感じているのは
マインドフルに生きている人は
それらすべての土台を
整えやすいということです。
自分の身体の変化に気づく。
疲れを無視しない。
呼吸の浅さに気づく。
その小さな気づきが
結果として私たちの
身体を守るための選択に
つながっていくのです。
・・・
マインドフルと聞くと
瞑想する静かな時間を
思い浮かべるかもしれません。
ですがそれは決して
特別な修行ではなく
心の姿勢のことです。
目の前にあることを
ただこなすのではなく
そこに意識がある状態。
ハーバード大学の心理学者
エレン・ランガー教授の研究でも
若かった頃を思い出すような
環境で過ごした被験者に
心身の変化が見られたそうです。
「もう年だからできない」の
思い込みから脱出して
自分で動いたときに起こる
身体の変化に気づいたのです。
教授はその若さの本質を
日常の暮らしの中で
「新しい違いに気づく」の
行為そのものだと言います。
自分をどう捉えるか。
今をどう感じるか。
その意識のあり方が
身体にも影響するのだと
教えてくれているようです。
毎日の暮らしの中で
いつもの見慣れた物事を
新鮮に見つめ直す。
料理の違いや景色の変化。
そうした小さな違いに
意識を向けるだけで
心は今ここに戻ります。
・・・
マインドフルに生きるために
特に大切なポイントが
全部で三つあります。
ここが今回のメルマガで
一番にお伝えしたい
大切な核心の部分です。
==========
ポジティブな動機から
==========
一つ目の大切な要素は
ポジティブな動機から
始まっていることです。
これは「やらされ感」ではなく
「やりたいからやっている」という
自発的な感覚になります。
誰かから強制されて
嫌々動くのではなく
自然と身体が動いてしまう。
義務感からではなく
自分の内側から湧き出る
衝動に近い感覚です。
この主体的な感覚があると
行動の始まりの一歩から
身体の反応が変わります。
例えば毎日の掃除や
仕事や食事づくり。
「やらされている」と
強く感じているとき
身体はとても重くなります。
ですがその反対の姿勢
「自分でこれを選んでいる」
という意識を持つことです。
「これには意味がある」と
思って主体的に動くとき
ギュッと硬くなっていた
筋肉は本来のしなやかな
弾力を静かに取り戻し
疲れを溜め込まずに
逃がせるようになるのです。
==========
フロー状態に入ること
==========
二つ目のポイントは
時間を忘れてしまうほど
目の前のことに集中して
深く没頭することです。
この状態は一般的に
「フロー状態」と呼ばれます。
そしてそれは決して
特別な人だけのものではなく
日常の暮らしの中にあります。
料理を作っているとき。
散歩をしているとき。
誰かと深く会話するとき。
そこには五感を使った
豊かな対話があります。
トントンと響く包丁の音。
足の裏へ伝わる土の感触。
そうした五感の感覚に
意識が向いているとき
私たちはフローの中にいます。
スマホを見ながらの
なんとなく過ごす時間では
心はどこか別の場所に
浮遊してしまいます。
心が「今ここ」にあるとき
不安や後悔から離れて
呼吸は静かに深く深まり
あなたのその眼差しは
クリアに整っていくのです。
==========
新しい発見をする姿勢
==========
三つ目のポイントは
新しい発見をしようとする
姿勢があることです。
この三つの中で実は
一番大切なところです。
「昨日の自分との違い」に
気づこうとする姿勢。
発見の有無は関係なく
その姿勢そのものが
私たちの豊かな感性を
静かに育てていくのです。
ですがここで大切なのは
違いに気づけない自分を
責める必要はまったくありません。
「気づこう」とする
その優しい意欲だけで
あなたの身体はすでに
静かに変わり始めているのです。
・・・
それでは今日からできる
小さな心身の整え方を
提案させてください。
日々行う様々な事柄を
主体的に行うことです。
日々の掃除や洗濯。
目の前にある仕事。
大切な家族との会話。
こうした全ての営みを
やらされている意識から
「自分でこれを選んでいる」に
変えてみるのです。
「掃除をしなければ」から
「綺麗にしたいから行う」と
心の中で唱え直すのです。
たったそれだけのことで
身体の強張りがほどけ
心の重さもしなやかに
軽くなっていくのです。
もうひとつの実践は
一日の終わりに静かに
小さな心身の変化を
頭の中で静かに三つ
思い出すだけです。
例えば朝の空気が澄んでいた
呼吸の浅さに気づいた
その程度のことで構いません。
「そこに気づいた」という
その気づきそれ自体が
呼吸を深く落ち着かせ
胸の奥をじんわり温かく
整えてくれるのです。
この日々の習慣こそが
脳としなやかな身体を
若々しく保つための
大切な知恵なのだと
いつもそう思っています。
・・・
若く見える人というのは
実年齢に対して必死に
抗う人ではありません。
時の流れを恐れずに
「今」という瞬間を
新鮮に生きている人です。
マインドフルに生きることは
単に心の持ち方だけの
話ではありません。
やりたいから動くこと。
目の前のことに没頭し
違いに気づこうとするとき
私たちの身体の中では
安心に関わる働きが起こります。
その代表のひとつが
幸せホルモンとも呼ばれる
オキシトシンです。
心身の安心感や信頼感
人との温かなつながりに
深く関係しています。
私は多くの臨床の中で
マインドフルに生きる人ほど
オキシトシンに代表される
安心の働きが高まっていると
そう深く感じています。
だから表情の強張りがほどけ
自然と呼吸が深く深まる。
背筋はふっと軽くなり
眼差しがクリアに戻ってくる。
これは単なる気分の
問題ではありません。
身体そのものが自然と
安心して動き始めるのです。
いつも緊張している身体と
安心して今を生きる身体では
回復のしなやかさも
若々しさも全く変わります。
だからこそ私は臨床で
マインドフルに生きることは
内側から若さを保つための
大切な知恵なのだと
深く確信しています。
・・・
今日からほんの少しだけ
目の前にあることに
心を向けてみてください。
いつもの日常の中に
小さな発見が増えると
人生の見え方そのものも
少しずつ変わります。
最後にもう一度だけ
シンプルに整理します。
マインドフルに生きるとは
・やりたいから動くこと
・目の前のことに没頭すること
・新しい違いに気づこうとすること
この三つの心の姿勢を
日々の暮らしの中で
少しずつ増やすことです。
すべてができなくても
まったく構いません。
どれかひとつだけでも
意識することができた時
身体は少し軽くなり
心にも余白が戻ります。
そうした日々の積み重ねが
あなたの身体を軽くし
心身を若く保つ力に
なるのだと思います。
本当の意味での若さとは
年齢に逆らうことではなく
今を新鮮に生きる力です。
・・・
最後までお読みいただいて
本当にありがとうございました。
あなたの身体と心が
少しでも軽くなりますように。
そしてあなたの健康と笑顔が
誰かのための幸せな一歩に
なりますように。
治療家 藤田隆弘
.
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