運動を始める人は刺激量に注意!
9月になり朝晩が
涼しくなると
運動不足の解消
肥満の解消
ストレスの解消など
理由はともあれ
とにかく急に運動を
する人が多くなる季節です。
その結果、腰を痛めたり
膝を痛めたなどカラダの
関節や筋肉の痛みを訴える人が
多くなるのもこの季節の特徴。
とくに、若返りやダイエットを
うたった筋トレや柔軟体操の
テレビ番組の放送翌日は必ずと
言っていいほど
カラダの痛みを訴える人が
多くなります。
カラダに良いと思って
行う運動や筋トレ、柔軟体操も
「量」 を間違うと
逆にカラダに悪影響を及ぼします。
では、
何の量かというと……?
運動や柔軟体操で得られる
カラダへの刺激量です。
一般的には、刺激というと
押す、引っ張る、捻る や
熱い、冷たい、痛いなどの
物理的なものを考えますが
運動による筋肉の収縮や
柔軟体操で筋肉を伸ばす事も
カラダや脳は刺激として
感じていて
その刺激が多すぎると
刺激を受けた筋肉は
破壊されすぎて
関節や靭帯までが
傷んでしまうことが
多いのです。
特に日頃運動をしていない人が
急に運動をすると
目的の筋肉ではない
関節や靭帯を損傷する事が多く
本人は軽い運動しか
していないと思っていますが
カラダは関節や靭帯まで
傷んでいる事が多々あります。
これは運動不足で日頃から
カラダを動かしていない人は
筋肉の連動が悪く
正しい順番で筋肉が
作動しない為
頭の中では軽い運動と
思っても
実際には筋肉が
連動して動いていないため
一部に過大な負担がかかり
筋肉はもちろん関節や
靭帯も痛める事があります。
そして厄介なのは
カラダは悲鳴をあげてても
本人は軽い運動しかしていないと
錯覚していることで
それゆえに
その軽いと思っている運動を
繰り返して行うことで
運動で得られる効果よりも
運動で起きる障害の方が
多くなっていくのです。
このような患者さんが
僕の治療に来た時に
決まって言うセリフは、
「たいした運動はしていない!」
過去の記憶で
「これくらいは簡単!」
と思っても
怠けたカラダには
相当なダメージがあるのです。
過去の経験のイメージと
現実どのくらい体が動かせるかの
身体能力の差で起きる悲劇です。
簡単に言うと、
/
頭でできると思っていても
怠けたカラダではできない!
それ故、運動の刺激量が
多くなり怪我となる!
\
と言うこと。
実はこれって、
つい最近僕に起こった
悲劇なんです。
正坐のポジションから
床に手をつく事なく
反動を使って立ち上がるという
股関節の瞬発力を鍛える
トレーニングをしますが
物凄くカラダが疲れている時に
このトレーニングを
やってしまって
右ふとももが
軽い肉離れをしました。
いつも簡単に出来るから
この日も出来ると思ったのに
実際にやると肉離れです。
しかも、先日行った
インドネシア大学の解剖実習の
2日前…………。
やっちゃいました。
右脚を引きずりながらの
長距離移動は想像よりも
キツイと思ったので
だから、荷物も最小限。
結果的にその荷物の量で
不自由はしなかったから
失敗から学びもあったわけ。(笑)
僕の様なハードな
動きでなくても
日頃運動不足の人は
頭では大丈夫と思う簡単な
動きや柔軟体操でも
カラダにとっては強烈な
刺激量となり
怪我や故障の元に
なりますので
ご注意ください。
上手に運動を始める目安は
自分ができると思う
量や時間の3割から始めて
1週目 3割程度
2週目 6割程度
3週目 8割程度
4週目 9割程度
と1ヶ月は運動ができる為の
カラダ作りの期間として
2ヶ月目から徐々に
運動の量と時間を増やすと
良いと思います。
感覚的に言うと
1ヶ月目は
====
物足らないくらいが
ちょうど良い!
====
運動は無理をしないで
長期間行う事で
健康促進、ダイエットの
効果が得られます。
秋から運動を始める人は
参考にしてくださいね!
追伸 1
僕が肉離れをした
正坐ジャンプスクワット!
筋力、瞬発力、柔軟性が
ないとできないので
自信のない人は真似をしない様に。
今では肉離れも
完全回復して
10回を3セットできます🙂