食べる=命をいただく

「生きる」について
考えてみました。

私たちは生きています。

僕もあなたも
生きています。

今日も生きているから
何かを考え、息もしています。

健康を考える上で
何を食べれば健康になるとか
どんな運動をすれば
筋肉がつくなど

世の中にはいろいろな
情報があるが

これは私たちが
「生きている」という
前提の話。

だって、病気や加齢で
死を迎えようとしている人に

カラダに良い食べ物を
食べさせても

最高のリハビリをしても

その人が死に
向かっている状態から

踵(きびす)を返して
健康で若々しくなることは
無い。

もちろんだが
死体に何を食べさせても
リハビリをしても
生き返ることはありえない。

だから、
世の中の健康情報や
トレーニング情報は

あくまでも私たちが
多少の病気があったとしても
元気に生きているという
前提の話なのです。

・・・

じゃあ、何が私たちを
生かしているのだろうか?


・・・

心臓が動いているから?

それとも
脳が活動しているから?

もちろんそれも正解だけど

心臓や脳が正常に働くのに
必要な物があるはず。

タンパク質?

ミネラル?

それとも、
何か特別な物質によって

私たちは生きているのだろうか?

私たちが生きるのに一番大事な
命の根元になっているものって
何なのでしょうか?

・・・

僕はアメリカで
特殊な解剖実習に何回も
参加して人体を勉強してきた。

この解剖実習はアメリカでも
特殊なやり方の解剖実習のため

お亡くなりになった
ご献体希望の方を

すぐに冷凍をするから
解凍をして解剖をするときは

まさに生きたまま眠っている?
と錯覚するくらいの
フレッシュな状態。

皮膚を触った感じは
ちょっと冷たいけど感触は
生前とほとんど同じ。

そのフレッシュ生献体を
解剖をしていく時に
いつも思う事があって

それが、生きている状態と
死んでいる状態の違いです。

この解剖の仕方だと
生きている状態に
近い保存ができているから

皮膚も髪の毛も筋肉も
生前と同じ。

しかし、
お亡くなりになっているから

体温もなければ血流も無い。

心臓も内臓も脳も
動いていない。

生きている身体では
体の中にあるモノは
全てが動いているのに

死ぬとそれらは
全て止まる。

これが、死という事。

生きているときに
身体の中を動かす動力源は
何なのか?

栄養? ホルモン?
水分? 体温?

魂かな・・・・・。

いや違う。

魂と違う何かが
身体を動かしているのが
直感的に分かる。

それはエネルギー的なもので
しかも、生命を動かす為の
エネルギーでないといけない。

では、
私たちは生命を動かす
エネルギーをどうやって補充し
獲得しているか?

「食べ物を食べることに
決まっているじゃ無いですか!」

と言われかもしれないが
少しそれには違和感を感じる。

確かに
カロリーを食べて私たちが
生きていく為のエネルギーに
していることは違いないけど

機械や車が動くのに必要な
重油やガソリンといった
エネルギーではなく

人間が生きていくのに必要なのは
「生命エネルギー」なのです。

つまりまとめると

私たち人間は
生命をを食べて

自分が生きる為に必要な
生命エネルギーを
得ているということになります。

野菜、米、魚、鳥、豚、牛など

みんな「生き物」。

その生き物を食べないと
私たち人間は生きれない。

生き物では無いサプリメントを
大量に飲んだとしても

私たちの生命エネルギーには
ならないし健康にもならない。

やはり、生き物を食べないと
私たちは生きれないのです。

これって生きる上で
絶対条件の原点の考え方。

野菜、肉、米などを
食べて人間が生きていることなど
小学生でも知ってますよ!

と言われるかもしれませんが

子供たちは
スーパーに買い物に行って
お刺身のパックや
スライスされた肉を見て

それが以前は生きていたと
感じられるだろうか?

子供もそうだが
大人でもスーパーに
並ぶ野菜、肉、果物を
生き物と認識できている人が
どれだけいると思いますか?

多分、ほとんどいないはず。

美味しそうと思うのは
それは食べ物であって
生き物としては思っていないはず。

これはカラダに良いや
これはカラダに悪いと
判断していたが

それは栄養学的な考えであって
生命を食べているとは
思っていなかった。

先週に行った熊本県の人吉市で
食べ物は生き物だと教えてくれる

「生命の教育」の
セミナーに参加してからは

食べ物は生き物という事が
再認識できるようになりました。

このセミナーでは
大事に育てたニワトリを
参加者の前で首を切って殺し
羽をむしり包丁でさばいて

お肉や内臓を生で食べたり
炙って食べます。

ついさっきまで
生きていたニワトリは
30分もしないうちに
参加者の胃袋に入っていきます。

残酷のようだが
これが本来の食べるという事。

それでいて
めっちゃ新鮮で美味しい。

「ありがたい」という気持ちが
自然と心の底から湧いてきます。

命をいただくから
「いただきます」

命を育てて
それを料理をした人への
感謝の気持ちが
「ご馳走さまでした」

当たり前に使っていた言葉に
これだけの意味があるなんて

生きたニワトリを目の前で
殺して食べるまでは
忘れていました。

日頃、スーパーで
買い物をしていると

そこにあるのは
食べ物であって元々は
生き物だとということを
忘れています。

かと言って今後は
肉も魚も食べない
完全な菜食主義に
なるつもりはないが

食事 = 命をいただくこと

この事は忘れないように
したいと思います。

更に命をいただくのだから

食事を
美味しく、頂く。
楽しく、頂く。
味わって、頂く。

このことも生き物への
感謝だと思います。

ついでに

コンビニの弁当は
カラダには毒だ! 
と思っていたけど

これらも元を正すと
たくさんの命から
できているのだから

機会があればコンビニ弁当も
文句を言わず感謝をして
食べることにしようと
思います。

人吉市での研修旅行では
「生命の教育」を受け
古代米の田植えを体験し
地元の大ウナギも食べ
名産の米焼酎も飲み大満足。

だけど。

その人吉市が今回の大雨で
球磨川(くまがわ)が氾濫し
大変なことになっている事は
ニュースで知ってますよね。

僕が滞在した2日後に
大雨の影響で大河が氾濫し
街が水害にあってます。

今は物資しか送れないけど
少し落ち着いたら
ボランティアに行こうと思う。

1日でも早い復興を
お祈りします。

このブログを見て
被害に遭われている
人吉市に何かをしたい方は

今、必要とされている
物質のリストやその送り先を
追伸欄に記載しておきます。

最後まで読んで頂いて
ありがとうございました。

.

追伸、 人吉市への支援

人吉市への支援をお考えの方は
政府やボランティア団体を
経由すると物資を送るのが
たいへん遅れます。

現地ではガス、水道、電気、
電話が止まっている状況ですので
かなり早く物資を届けないと
被害が拡大されます。

僕は楽天で購入した
カセットガスコンロと
ガスボンベを

人吉の知り合いが指示した
お店に送ったので
すでに現地に届きました。

<必要とされる物資>
・ミネラルウォーター
・ウエットタオル
・アルコール消毒
・服、履き物、草履
・虫除けスプレー
・保存が効く食べ物
・カセットガスコンロ
・ガスボンベ

<送り先>
〒866-0885
熊本市八代市永碇町890
バロンズクラブ

電話 0965-33-5969

谷口 総志

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