疲れないカラダの秘密!?
「 食わなければ、健康 」
「 食えなければ、餓死 」
この言葉を見て、
あなたはどう感じましたか?
「どういうこと?」
「一文字違いで逆の意味?」
と、少し考えたくなったのでは?
実は、これは日本を代表とする
天才治療家の
野口晴哉(はるちか)先生の
言葉です。
彼は膨大な数の治療経験から、
=============
人間は、意志の向ける方向で
健康にも病気にもなる
=============
と言っています。
同じ「食べない」でも、
例えば、腹八分にするなど
「自分で食べないと決める」と
健康になり
食べ物がなくて、
「食べられない」と思うと
不安になり、病気につながる。
たった一つの違いが
心とカラダに大きく影響すると
言われてました。
では、この考えを
「疲れやすい人」と
「疲れない人」の
違いに当てはめると、
どうなるでしょうか?
仕事や人間関係で疲れやすい
やる気が出ない
なんとなくストレスを感じる、、、
こうした悩みを持つ人は
多いはずです。
⠀
同じ環境で同じことをしていても
疲れやすい人と疲れにくい人が
いると思います。
その違いは何なのでしょうか?
例えば、
ショッピングを事例にすると
自分が欲しい物を
ショッピングしている時は
お店を転々と移動したり
歩き回っても疲れませんが
人のショッピングに付き合うと
疲れますよね。
特に相手が自分には
興味のない物を探して
ショッピングをするときには
ものすごく疲れます。
あなたも経験があると思います。
これを心と脳科学の
視点でひも解くと
次のようになります。
ーーーーーーーーー
自分で決めて動くか、
流されて動くのか
ーーーーーーーーー
これが、決定的な違いです。
たとえば、日常の
「何を食べるか」
「仕事をどう進めるか」
「誰と会うか」
これらは、すべて自分で
決めているつもりでも
実は、
「なんとなく選んでいる」
「他人の意見に流されている」
ことが多いのです。
では、 なぜ
「やらされている感」だと
疲れやすくなるのか?
脳科学の研究では、
「やらされている」と感じると、
ストレスホルモンである
コルチゾールが増加し
疲れやすくなる ことが
分かっています。
これは、脳の前頭前野と
扁桃体の関係によるものです。
・前頭前野
意志決定や自己制御を担う部位
・扁桃体
ストレスや恐怖を感じる部位
「やらされている」と感じると
前頭前野の働きが弱まり
扁桃体が活性化します。
すると、脳は危険を感じ
ストレスホルモンが
分泌されるのです。
さらに、
2016年に発表された
オランダ・ライデン大学の
研究 では、
「自己決定感があると
ドーパミンの分泌が増え
集中力や活力が高まる」
ことが示されています。
コルチゾールが慢性的に
高い状態が続くと
「免疫力が低下し
病気にかかりやすくなる」
「記憶力や判断力が低下する」
「睡眠の質が悪化し、
さらに疲れが溜まる」
つまり、
「自分で選んでいる」と
思えるほどエネルギーが湧き
疲れにくくなる のです。
まとめると、
「やらされている」と
感じるほど疲れる。
「自分で決めている」と
思えるほど活力が湧く。
このような結果となります。
心とカラダの関係は
不思議なことばかりですね。
自分の意思で動くと
疲れにくくて
他人の意思で動くと
疲れやすい。
であるのであれば
「やるも、やらないも」
結果に対して言い訳せずに
疲れが最小限になるのなら
全部自分で決めちゃえば
生き生きとした生活が
送れるということです。
では、どうすれば
「決める」習慣を
つけられるのでしょうか?
まず、今日から
意識できることを挙げてみます。
・ 何を食べるかを自分で決める
・ 仕事の順番を自分で決める
・ 誰と会うかを自分で決める
これらを意識するだけで
自分の選択をする回数が増え
疲れにくい体質に変わっていきます。
また、決めることができても
ゴロゴロと寝ていたり
姿勢が悪いと
やりたくても
カラダが動かなければ
実行ができません。
決断して動けるカラダにするには
次のことを意識してください
・腰骨を立てること
・背筋を伸ばすこと
・下腹に気が満ちていること
・呼吸をゆったりしていること
これらが動けるカラダには
必要になります。
最後に、
疲れないカラダを作るために
自分で選択できるようになる
実践法をお伝えします。
ぜひ、実践してみてください。
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1. 小さな選択を意識する
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日常のちょっとした選択である
食事、服装、移動手段などを
自分で決める習慣を持つ
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2. やらないことリストを作る
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長時間のテレビやSNSをやめる
寝る前に携帯を見るのをやめる
など自分にとって不要な選択や
タスクを排除する
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3. 姿勢と呼吸を整える
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毎日の生活の中で
意識的に正しい姿勢と
深い呼吸を心がける
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4. 決める時間を確保する
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たとえば、朝の静かな時間や
一日の終わりに次の日の計画を
自分で考える時間を設ける
この4つを習慣にすることで
心も体も軽くなりエネルギーが
湧いてくる のです。
ここで、最初に紹介した
野口晴哉先生の言葉を
思い出してください。
「 食わなければ、健康 」
「 食えなければ、餓死 」
「自分の選択」が
健康にも、疲れにも、
大きく影響するのです。
だからこそ、
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疲れないカラダの秘密は
自分で決めること!
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今日から、
あなたも 「選ぶ」ことを
意識してみてください。
この小さな選択が
疲れ知らずのカラダと
自由な人生への大きな
一歩になります。
あなたが、健康な心と
カラダでありますように!
藤田隆弘
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