1日に何歩を歩けば健康なの?
「1日 1万歩で 健康!」
これを信じて、毎日
万歩計を付けて歩いている
人も多いと思います。
しかし、
「1日 1万歩」という
この数字には
何の根拠もない事を
あなたは知っていますか?
実は「1日 1万歩」
というのは
万歩計を作った会社が
提唱したもので
科学的にも医学的にも
何の根拠もないデータなのです。
「歩いた方が良いですか?」
良く質問されるテーマですが
私たちは赤ちゃんの時から
歩く事で肉体を進化してきたし
大人になっても
歩く事でカラダや内臓が
良くなるというのは本当です。
だから、歩いた方が
良いに決まってます。
ただ、歩きすぎると
膝や腰を痛める確率が
増えるとともに免疫機能も
低下をしてきます。
何事もほどほどが大切で
過ぎると何事も毒に
なるということです。
普通の体力の人が
1万歩を歩くのに
どれくらいの時間と距離が
必要なのかを
計算してみると・・・・・。
1分間で60mを歩くとすると
1分間の歩数は90歩くらいに
なります。
この速度で 110分間を
歩けば1万歩になる計算です。
1万歩の歩行距離は
約6.7km。
つまり、普通の体力の人だと
1時間50分間歩かないと
いけない計算になります。
体力のある人なら
もっと早く歩けるので
1万歩歩く時間も短縮されて
1時間20分間ぐらいに
なりますが
どちらにせよ
毎日、1万歩を歩くのは
歩きすぎでカラダへの
リスクは高くなります。
万歩計を付けて
生活をしている人の中には
家事やデスクワークを
している時にも
万歩計はカウントを
されるので
それを「歩いた」と
誤解をしている人も
いますが
あくまでも「歩くとは」
A地点からB地点までを
休まずに交互に脚を
使って移動する事なので
連続してカラダを
動かしていない日常生活は
「歩き」とは言えません。
つまり、万歩計の
数字では本当の意味での
歩いたかどうかは
分からないのです。
では、どれくらいの
時間を歩くのが
もっとも効率よく
健康になれるのかというと
普通の体力の方なら
1日 30分程度を
連続して歩くことを
お勧めします。
これは歩数でいうと
3000歩から4000歩
ぐらいになりますので
従来信じられてきた
1日 1万歩よりは
かなり少ない数字です。
万歩計で歩数を測るよりも
30分間を歩くという
気持ちで歩いてみてください。
これに加えて日替わりで
筋トレや柔軟体操を
すれば完璧になります。
体力のない高齢者の歩きは
15分ぐらいでも
効果はあります。
あと、歩き方にも
注意が必要で、
日本人は爪先を蹴って
歩く癖の人が多く
これは膝や腰に
良くないのと
見た目もカッコ悪い歩き方に
なります。
爪先を蹴る歩き方も
日本人がメディアから
洗脳された悪影響です。
自然な歩き方では
爪先で地面を蹴ることは
せずに
足首の力はダラリと抜き
歩きます。
足首の力が抜けることで
脚が後ろになるに従い
アキレス腱が伸ばされる
形になり
この事が爪先を蹴って
歩く歩き方よりも
カラダは楽に血液を心臓に
戻す事ができるようになり
疲れない歩きとなり
しかも、歩いた後は
カラダが軽くなります。
つまり、健康になるのです!
私たちは歩く時に
爪先で地面を蹴らなくても
他の筋力、体重、慣性力で
私たちは自然に近い形で
歩けるのです。
ちなみに僕はプロのモデルに
ウォーキングを教えてましたが
爪先を蹴らないようにして
足首の力を抜いて歩く事で
モデルのフクラハギが
細くなっていったのを
経験しています。
逆に言うと
フクラハギが太い人は
爪先を蹴って歩いていると
いうことですね。
この機会に
爪先で地面を蹴らない方が
正しく歩ける事を
知ってくださいね。
日本人は健康や美容の
情報が多くて翻弄されています。
その為、健康を意識しすぎて
不健康になっている事も
多いのが悲しい事実です。
歩く事が悪いと
言っているのではなく
体力がある人は
1時間以上を歩いても
健康にはなれますが
普通の体力の人は
歩きすぎる事でマイナスも
多くなるという事です。
また、
歩くだけでは真の健康には
たどり着きませんから
他の運動を組み合わせて
ください。
30分間 歩く
30分間 他の動きをする
1日の運動量はこれぐらいが
ちょうど良いと思います。
万歩計愛用者の方は
普通の体力の人で
1日に7000歩を目標にし
そのうち30分程度の
連続した歩きをすると
健康に良いかと思います。
参考にしてみてください。
それでは、また。